仙台にある整体院の症例報告4 腰痛(脊柱管狭窄症)、長く歩くと痛い
症例 | 腰痛(脊柱管狭窄症)、長く歩くと痛い |
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性別 | 女性 |
初診 | H28.8 |
症状 | 10年前に脊柱管狭窄症と診断され、手術してから一時的に楽でしたが、長く歩くと腰が痛い。前屈みや思い荷物を持ち上げられない。コルセットが欠かせない |
触診・視診・検査 | 腰部の筋緊張、左右の肩関節外転制限あり、大腿部四頭筋、大腿二頭筋の筋力弱化あり、歩行の不安定性あり、右肩が下がっている、背骨の弾力性が少ない |
既往歴 | 脊柱管狭窄症、メニエール病、頭痛 |
整体施術内容と経過
この方は骨盤の動きが悪くなり腰椎の5番の歪みが強くでていました。体の使い方が良くないこともあり足の筋肉を硬く使っているようでした。骨格の調整とお腹の緊張を緩めることで循環力や排泄機能が高まり、施術を重ねるごとに筋肉が柔らかくなり、体の動きもスムーズになってきました。
施術を週に2回を2週間行い、5回目で8割回復しグランドゴルフに復帰できるようになりました。現在はメンテナンスで通っていただいています。脊柱管狭窄症と診断されても、狭窄している部分が原因でない場合が臨床的に多いと感じてました。
それは狭窄している部分を施術していないのに症状が良くなることがほとんどだったからです。人によってはお尻の筋肉の問題だったり、膝の問題だったりとそれぞれ違います。それを見極めて施術する必要があります。手術する前に、まだまだやるべきことがあります。その選択肢の1つに整体があることを早く知ってもらえたらと思います。
考察
脊柱管狭窄症の手術後、歩くことを避けていたことにより、骨盤の動きが悪くなったのだと思います。また、ふくらはぎの筋肉のポンプ機能が落ちたことで、全身の循環が悪くなり、お腹も固くなっていました。この方には、正しい歩き方をお伝えし、コルセットを外していただきました。コルセットを巻くことで循環が阻害されることがあります。施術を重ね歩いてもらうことでどんどん回復されていきました。
骨盤の関節は歩くことで、潤滑され動きが良くなります。また歩くことでポンプ機能が高まり全身の循環が良くなります。それと脳脊髄液の循環も良くなりますので内臓や神経にも良い影響を与えてくれます。歩くことは、人間が生きるために必要な基本行動です。ぜひ、毎日の生活の中に意識して取り入れてみてください。
病名に囚われず、心身のバランスを整えていくことで回復することはたくさんあります。この情報が必要な方に届くことを願っています。脊柱管狭窄症は画像診断の結果に関係なく、体を整えることで手術を回避された方が臨床を通して多くいらっしゃいます。